『マテリアルリサイクル』って何?SDGsに対する効果とは? | プラ擬木製造なら岡山の友晃産業|エコプラスチックリサイクル・共同開発

『マテリアルリサイクル』って何?SDGsに対する効果とは?2024年5月01日



皆さんこんにちは、友晃産業です。
今回は、弊社でも推進し、実際に取り組んでいる『マテリアルリサイクル』についてご紹介します。

マテリアルリサイクルとは?

そもそもマテリアルリサイクルとは、リサイクルを大きく3つの種類に分けた、『マテリアルリサイクル』『ケミカルリサイクル』『サーマルリサイクル』のうちの1種類の事です。

リサイクルの1つの方法であるマテリアルリサイクルは、廃棄物などを回収したものを新しい物を作り出す方法のことを指します。

実際に弊社で行っているマテリアルリサイクルから作られる製品としては、

  • ・カーストップ(車止め)
  • ・プラスチック角材
  • ・工業用製品

などがあります。
上記の製品はどれも廃棄されたプラスチックを原料としてマテリアルリサイクルしています。

 

マテリアルリサイクルの流れ

ここでは、実際に弊社で行っているマテリアルリサイクルの流れについてご紹介します。

弊社で実際に取り組んでいるマテリアルリサイクルの流れとしては、

1.廃プラスチックの回収・受け入れ

運送会社や住宅建設メーカーから排出されるストレッチフィルム
化粧品容器製造業者からのオフ品や廃版品

2.持込みされた廃プラスチックの「分別」・「粉砕」・「リペレット加工」

分別は受入れの段階で排出メーカーが行っています。
粉砕は自社で素材ごとに行っています。
フィルムや袋はグラッシュミキサーで処理をします。
付加価値を付けたい製品はリペレットした原料を投入します。

3.ブレンド(配合)

製品の使用される用途に合わせたブレンドをします。
例えば、PE:PPを 8:2でブレンドします。

4.溶融・押し出し

約200度にヒートアップしたシリンダーと、その内部で回転するスクリューの間に原料を入れ原料を溶かしながら練りこんで均一の樹脂にする機械(押し出し機)

5.溶融したものを、型に注入し、形を作ります

押し出し機のスクリューが回転する圧力で金型に樹脂を注入して、樹脂を冷却したのち型から取り出します。

6.新たに製品が完成 → 出荷

上記の過程を経て作られた製品を実際に皆さまにご利用していただいております。



 

弊社でマテリアルリサイクルをするメリット

友晃産業でマテリアルリサイクルを行うメリットとして以下の3点が挙げられます。

自社でリサイクルすることで品質保証ができる

自社で樹脂の種類を確認しながら粉砕・リぺレットする事で製品の品質管理でき製品の付加価値になる。

コストパフォーマンス

自社でリサイクルする事でコストダウンができ、他社との製品競争出来る。

循環型社社会に貢献

弊社に素材(樹脂)を持ち込んでもらい事でプラスチックの循環が生まれ社会に貢献できる。
やがてはSGDsになる。


リサイクルの対象となるプラスチック資源一覧

【友晃産業で使用しているプラスチック資源】
・包装袋 (いわゆるビニール袋PE)
・梱包用ストレッチフィルム PE
・PPコンテナ(いわゆる 衣装箱 食品用運搬ケース)

 

マテリアルリサイクルはSDGsのどの目標に当てはまるのか?

弊社で取り組んでいるマテリアルリサイクルでは、SDGsの以下の目標に当てはまります。

【目標12】つくる責任つかう責任

創業してから50年間、一貫して続けてきたプラスチックリサイクル製品作りの技術と知識、そして創造性をもとに、世の中に再生製品を供給しています。
そして、私たち自身も、プラスチック製品を使用する消費者側して積極的に分別を行い、「分別すれば貴重な資源」を訴えながら責任ある行動を取っています。

【目標14】海の豊かさをまもろう

世界的に問題視されている海洋プラスチックごみを削減し、豊かな海の資源を守るために、プラスチックリサイクル事業を一層強力に推し進めて参ります。

海に面した弊社の立地を活かして、地元の小学生や地域の方々と海辺に打ち上げられたプラスチックごみを回収し、再生製品として生まれ変わる仕組みを実際に体験していただくイベントの開催を考えております。

 

まとめ

今回は、『マテリアルリサイクル』について、弊社での取り組みも兼ねてご紹介致しました。

私生活を送っている中でも、マテリアルリサイクルなどのリサイクルによって作り出された物を見る機会は多いと思います。是非、着目してみてください。

ゴミ拾いやペットボトルの分別などは個人で出来るSDGsです。
この記事を読んでいただいた皆さまにもご協力いただけますと幸いです。